自律神経の乱れを伴う様々な不調

20代 女性 会社員

 

初回時の状況

目と頭の痛み、喉の締め付け感、めまい、動機、気が遠くなる、胸の動きが悪い、首から肩甲骨にかけてのコリ感および違和感(首に関しては4日程前から)

3ヶ月前から腰の違和感、痛みから身体の異変が始まり、2か所の整体と整形外科を受診したが改善が見られず当院へ来院。

整形外科での検査は特に異常なく筋肉の過緊張が原因だろうと痛み止めを処方された。

検査・カイロ整体・経過

発症からある程度時間が経過している、整形で検査を受けているという点でリスクは低いと考えられたが、問診の内容から椎骨脳底動脈の問題や首の椎間板や神経障害などの可能性も考えられるので念のため椎骨脳底動脈の検査と首の神経に対する整形学検査、重心動揺の検査を実施したが全て正常であった。

身体所見としては上部頸椎と肋骨に強い関節機能障害(ゆがみ)があり、全身の緊張が高く特に胸部が顕著で呼吸も浅くなっており自律神経的にバランスが崩れている印象であった。

上部頸椎と肋骨を中心に全体的にバランスを整えるよう調整(アジャストメント)を行ったところ、初回施術後は数日間調子が良かったが、首から肩甲骨にかけての違和感や頭痛が出てきていた。

2回目の施術後は全体的に調子が良く、頭痛なども改善していた。

3回目施術以降は身体所見の全体的な緊張感、上部頸椎と肋骨の強いゆがみも改善していた。

現在は趣味でピラティスを始め、カイロプラクティックでのメンテナンスケア、運動指導と並行して身体を動かすことを楽しんでいる。

比留間 裕臣

コメント

上部頸椎と肋骨の強いゆがみによって様々な症状が引き起こされていたと考えられます。

肋骨の可動制限と近年のマスク生活、デスクワークの不良姿勢で呼吸が浅くなってしまったことにより呼吸筋や首肩周りの筋肉が過緊張し、ごく軽度の酸欠状態に陥ってしまったのでしょう。

また、上部頸椎は椎骨脳底動脈や周辺の細かい筋肉が脊髄硬膜と連結しているため全身に影響を及ぼしやすい部位でもあります。今回は上部頸椎や肋骨に対して適切なアジャストメントを行ったことで様々な不調に対して改善が見られたのだと考えます。

元気になってピラティスを楽しむことができるようになり、何よりです。

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