症例報告

側彎による腰痛

側彎による腰痛 Dr.Y 精神科医

初回時の状況

慢性的な左腰痛を訴え、来院。いつも長時間座りながらの診察のため、すぐに左腰が痛くなるとのこと。たまにひどいとギクッといきそうになる。

検査・カイロ整体・経過

前屈時に、左腰部起立筋に右にはない隆起が認められ、腰椎に左側彎が触診上見受けられた。提携先の病院でレントゲン検査の結果、腰椎側弯症と診断された。 側彎のため、左右の腰の筋肉のバランスが大きく崩れており、左の腰部起立筋に過剰な負担がかかっているため発症したと判断し、側弯自体は良くならないが、腰椎関節の動きを改善し、左右の腰の筋肉のバランスを調整することにより、症状は改善するということを説明して同意を頂いたうえで施術を行った。1週間に1度のペースで施術を行い、3回の施術で症状が8割がた改善。体幹の屈曲伸展の可動域が回復した。 以来、肩こりもあるとのことなので、全身のメンテナンス治療を月1回のペースで行っており、経過は良好である。

泉山 耕一郎

コメント

今回のケースは腰椎左側彎が原因ということで、完全に良くなることはないので、メンテナンスしながら症状とうまく付き合っていくことが重要なケースでした。 比較的症状は早期に改善したので、あとは今後より安定化させていくカイロリハビリが必要です。 その後の診察が非常に楽になったと喜んでいただけたので、先生にはまた多くの患者さんを助けていただきたいと思います。 担当 泉山

右腰痛と左首の痛み

右腰痛と左首の痛み Dr.K 泌尿器科医

初回時の状況

ご主人のご紹介で、来院。よく首を寝違え、腰は慢性的に痛みがある。

検査・カイロ整体・経過

頚椎と腰椎にそれぞれ、強い関節可動制限(歪み)が検出され、左の肩甲挙筋と右の腰部起立筋に強い緊張が認められた。それぞれの関節可動制限をアジャスト(矯正)し、筋緊張を緩和させた。初回の施術で痛みは半減したが、症状、状態が慢性化していたので、症状が、8割なくなるまで、週一ペースで5回の施術が必要であった。 今では月一ペースで全身メンテナンスを行い、再発予防ケアを行っている。特に疲れ以外で痛いとかという症状は特別でなくなったとのこと。

泉山 耕一郎

コメント

今回のケースは、慢性症状であったため、やや回数が必要になってしまった。 一般的な慢性症状であり、普通はもっと施術回数がかかる場合が多いかもしれませんが、カイロプラクティックの得意分野でもあるので、5回で良くなり、ご満足いただけたと思います。 担当 泉山

慢性肩こり、頭痛、肌荒れ 骨盤矯正、足のむくみ

慢性肩こり、頭痛、肌荒れ 骨盤矯正、足のむくみ 20代 女性 N.I 歯科医師

初回時の状況

仕事柄、長時間うつむいて作業する時間が長く、慢性的に肩こりと頭痛があった。 以前カイロを受けていたが、目黒に引っ越してきたので新しいカイロを探していたとのこと。とにかく肩こりがつらく仕事中もしんどいという。 肌荒れにも長い間悩んでおり、いろいろな医療機関や漢方などに通ったが、良くならないとのこと。足のむくみも気になるので、骨盤矯正で良くなるのであれば見てほしい。

検査・カイロ整体・経過

仕事柄、長時間うつむき姿勢が長いため、頚椎下部から胸椎上部にかけて、強い可動制限と筋緊張が見受けられた。姿勢が典型的な猫背姿勢となっており、頭を支える上部僧帽筋に強い緊張が起こっていた。下部頚椎、上部胸椎、上位肋骨の関節可動制限に対して、矯正を行い、筋肉対しては緩和操作やMRTテクニックを用いて、緊張を緩和させた。 週1回のペースで3回続けてきてもらい、2回目には大幅な改善が見られた。 3回目にはほとんど症状は感じなくなっていた。 姿勢に気を付けないと、再発してしまう可能性があるので、姿勢改善プログラムも指導しながら、今現在は、月に1~2回のペースでメンテナンスしている。

泉山 耕一郎

コメント

今回は非常に典型的な慢性肩こりのケースであり、姿勢が大きく関与するタイプであったと思われます。症状が大幅に改善されたと本人もとても喜んでいただけたので、良かったです。また、長年悩んでいた肌荒れが治ったことのほうが実は一番うれしいとのことでした。自律神経が過剰に緊張していたので、自律神経が整ったことによって、肌の状態まで良くなったのかもしれません。カイロの波及効果には時に驚くことがあります。カイロは美容は行っていないのですが、ときに自律神経を介してお肌の調子が良くなることがあるようです。 担当 泉山

猫背

猫背 30代 男性 Y.H 理学療法士

初回時の状況

慢性的な猫背に悩んでおり、仕事でも患者さんに指摘され、これは医療従事者としてまずいと思い、カイロで姿勢を矯正したいと来院。

検査・カイロ整体・経過

中等度の猫背姿勢であり、胸椎を中心に関節可動制限に対して矯正を行った。 また、猫背姿勢であるために、僧帽筋の中部・下部線維が筋力低下を起こしていたので、筋力強化の調整も行った。さらに、胸鎖乳突筋や胸筋群の過緊張に対しても調整を行い、 姿勢のバランスを整えた。上位クロスシンドロームを呈していた。 現在、3回目の施術だが、本人のモチベーションが高く、姿勢改善のプログラム、エクササイズにきちんと取り組んでいただけているので、初回時に比べて、格段に姿勢が改善している。本人も矯正してから良い姿勢を取りやすくなったし、以前は悪い姿勢でいると楽だったのが、今は悪い姿勢であると気持ち悪く違和感があるとのこと。以前は良い姿勢、悪い姿勢というのが自分で把握できなかったのが、今は自分で悪い姿勢になると、気づいて自己修正できるようになったという。

泉山 耕一郎

コメント

姿勢は生活習慣病といってもいいくらい姿勢習慣に起因するところが大きいので、この方のようにカイロの矯正だけでなく、姿勢をしっかり気を付けることと、エクササイズにきちんと取り組んでいただくことが、姿勢改善の最短コースであると改めて再認識いたしました。猫背姿勢は克服できます。私自身もひどい猫背でしたが、カイロとエクササイズで克服しました。担当 泉山

股関節の痛み、肩こり

股関節の痛み、肩こり 20代 女性 看護師(美容形成外科)

初回時の状況

股関節前面が痛くて階段を上るのがつらい。ひどいときは足を引きずってしまい、歩けなくなるくらい痛む。 特に股関節に関して既往歴はない。

検査・カイロ整体・経過

股関節を検査した結果、股関節の強い関節可動制限(屈曲、下方へのスライド)が見受けられ、腸腰筋にも過度の筋緊張が見られた。 股関節の矯正と、腸腰筋の調整を行い、施術前に痛みが誘発された検査を再検査したら、痛みが出なくなった。 次回来院されたときは、当日に若干痛みがぶり返してきたが、1週間はここ数年で考えられないくらい楽だったとのこと。3回目には、まったく痛みがなく1週間過ごせて、肩こりも感じなかった。今現在は、月に1,2回メンテナンスにいらしていただいて再発予防に取り組んでいる。

泉山 耕一郎

コメント

典型的な股関節痛のケースであり、早期改善して良かったですね。 ずっと痛みで乗れなかった大好きな自転車に乗れると喜んでいらしたのが、とてもうれしかったです。再発しないようしっかりメンテナンスしていきましょう。 担当 泉山

急性腰痛

急性腰痛 30代 女性 保育士

初回時の状況

仕事が多忙で、子供を抱っこしたり、立ったりしゃがんだりの体勢が多いせいかもともと腰が弱かった。一カ月前から腰が限界に達し、だんだんひどくなってきている。仕事を休むか、仕事を大幅に減らしてもらうかを検討中。

  • 腰が痛くて抱っこできない。
  • 洗面動作などの屈む姿勢が痛くてできない。
  • 朝起床時に特に痛い。寝返りも痛い。
  • 骨盤から股関節にかけて痛みが広がるため、歩くのもつらい。

検査・カイロ整体・経過

第4・5腰椎に強い可動制限(歪み)と炎症が見受けられたため、炎症を刺激しないよう細心の注意を払いながら、歪みを矯正した。 腹圧を一定にし炎症を刺激しないよう、腰痛ベルトも併せて指導した。 週2回のペースで3~5回の来院を勧めた。 2回目にいらしたときには腰の痛みは良くなっていたが、骨盤から股関節にかけての痛みがまだ強く歩くのがつらいとのこと。 左仙腸関節の屈曲制限と強い圧痛、熱感があったため、炎症を刺激しないよう注意しながら骨盤を矯正した。 3回目には痛みも歪みも炎症もよくなり可動域も正常に回復していた。 腰椎のカーブを正常に保つ体操を指導し、仕事柄腰に負担がかかりやすいので、月一など定期的にメンテナンス治療を勧めた。 現在、特に痛みはないが、腰が疲れてくることがたまにある程度で、良好な経過をたどっており、2・3週間に1度のペースでメンテナンスにいらしている。もう少し安定したら月一ペースにシフトしていく予定。

泉山 耕一郎

コメント

今回患者さんは、仕事を短期的に休もうしていた経緯があり、早期に改善して非常に喜んでいただけて本当に良かったです。 担当 泉山

寝違え

寝違え 30代 女性 内胚葉型 編集者

来院時状況

一月前に急性背部痛になり、寝返りでも痛い状態になった。 痛みが落ち着いてきたと思ったら、10日前に首を寝違えた。 季節の変わり目によく首を寝違えたり、ぎっくり腰になったりするという。 左頚部を寝違えて、痛みは落ち着いてきたが可動制限がまだ強く残っており、治りが悪いと感じている。特に首を左に向けると痛む。

検査・カイロ整体・経過

頚部可動域検査において、左回旋の制限と痛み、伸展の制限と痛みが誘発された。 可動触診により、第4頸椎と第2肋骨に強い制限が見受けられた。また、左肩甲挙筋に強い緊張が生じていた。 頸椎・上部胸椎・肋骨の関節の機能低下による肩甲挙筋過緊張と判断し、矯正(アジャストメント)治療を週1回のペースで行った。 2回の治療で可動制限や痛みの症状は改善し、その他に朝起きた時に肩こりが軽くなるようになった。 以来数カ月に一度の定期的メンテナンスにいらしていただいている。

泉山 耕一郎

コメント

典型的な寝違えであり、改善も早いケースであったと思います。 本人も症状の改善だけでなく、カイロを受け始めてから、いままで妊娠しなかったのが、積極的な不妊治療を行おうとしていた直前に妊娠されたこともとても喜んでいただけました。カイロプラクティックには症状の改善だけでなく、さまざまな波及効果がある場合があり、今回の妊娠ももしかしたらそうした波及効果の一端だったのかもしれません。

頚部痛

頚部痛 40代 女性 会社員

来院時状況

もともと腰痛で来院していたが、改善したためしばらく整体を受けていなかった。 5か月ぶりに来院。 1週間前から右頚部痛と肩甲骨から上腕にかけての強い痛みが続いている。 徐々に悪化してきており、今朝寝違えたのか今が一番つらい。 首は今全く動かせない。とくに前に曲げる動きがつらい。

検査・カイロ整体・経過

右第2頸椎関節の左回旋制限(右後方変位)による肩甲挙筋スパズムと右胸筋TrPと判断し、炎症部位の冷却治療の後に、第2頸椎のアジャストメント治療(矯正)、TrPケア、肩甲挙筋に対する軟部組織整体を行った。1日おき2日おきに来ていただき、2回の治療でほぼ症状は改善した。笑うと右の胸部に痛みが響く症状が少し残っているとのこと。 3回目の来院時には症状はすべて消失した。 現在は、頚部痛、頭痛、腰痛の再発予防など、メンテナンスを定期的に行っている。

泉山 耕一郎

コメント

典型的な急性の椎間関節の機能低下であったと思います。 1回目は炎症が強かったため、患部の矯正を念のために見送ったが、2回目に患部の矯正をしたら速やかに症状が改善した。 

患者は、土曜日に首を痛めて来院した時には月曜の仕事を休もうとしていたが、土日の2回の治療で改善したので、仕事を休まなくてもよくなったと半分喜んで半分残念がっていました。早期改善し本当に良かったですね。 担当 泉山

股関節痛 腰の違和感(ハリ)

股関節痛 腰の違和感(ハリ) 40代 女性 中胚葉型 専業主婦

来院時状況

二人目の子供を出産(帝王切開)してしばらくしてから両側股関節の痛みを感じるようになった。 股関節専門医に診てもらったところ、臼蓋形成不全と言われ、人工関節の手術を勧められた。 当面は筋力を強化して筋肉で支えることにより症状を抑えることにしている。 今まではそれで良かったが、最近トレーニング不足なこともあり、症状が再発してきている。 両側股関節全面に起立動作で痛みを感じる。 鋭く刺すような痛みで、動作時のみの痛みである。 発症当時は歩行困難なほど痛みが強かった。

検査・カイロ整体・経過

患者は下肢クロスパターンを呈しており、スウェイバック傾向が強かった。 特に整形学検査(パトリック、テレスコープなど)では異常はみられなかったが、股関節屈筋群に強い緊張が見受けられ、股関節の強い歪み(フィクセーション)が起こっていた。 週に1度のペースで全身バランス治療(脊柱・骨盤の矯正、腹筋・殿筋強化)と股関節の施術を行い、3回でほぼ改善した。 以来、数か月に1度のメンテナンスにいらしていただいている。

泉山 耕一郎

コメント

股関節にもともと臼蓋形成不全があり、不安定傾向にあったので股関節周囲筋(特に屈筋である腸腰筋)が過緊張して支えている状態であった。

股関節への負担を減らすために、腰椎・骨盤のバランスを調整し、力学的ストレスを分散させ、股関節周囲の筋力バランスを調整した。

急性腰痛

急性腰痛 50代 男性 アパレルディレクター

初診時状況

3日前に会社の引越しで作業していたら急激な腰痛が発症。 翌日に痛みがピークにあり、寝返りを打つにも激痛があった。 腰を前と後ろに曲げ伸ばしすることができない。 起き上がり動作、立ち上がり動作で痛みが強い。 朝起床時がもっともつらい。 以前にもくしゃみをした際にぎっくり腰になったことがある。

検査・カイロ整体・経過

上部腰椎に明らかなアライメントの不整合と熱感、張れがあり、 急性の上部腰椎の椎間関節の機能低下と判断し、患部の炎症を冷却した後に 上部腰椎の歪みに対して矯正を行なった。 施術後、伸展の可動域は回復したが、屈曲は変化がみられなかった。 寝返り動作は痛みが大幅に軽減した。 2日後の来院時には、90%程度良くなったとのこと。 靴下を履くときにほんの少し痛む程度だという。 腰痛の再発予防の体操を指導し、物の正しい持ち上げ方の指導をし、 月一回のメンテナンスを勧めた。 以来、月に一度程度のペースで来院されており、腰痛の再発は起こっていません。

泉山 耕一郎

コメント

典型的なぎっくり腰のパターンであり、回復も順調なケースであったので、典型例の3~5回程度の施術回数を見込んでいたが、2回で済んで本人も大変喜ばれていたのが印象的でした。 担当 泉山